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Blog 11/06/2015 ICT全般 Daisuke Yamamoto

あなたの上司がロボットに?- ガートナー 戦略的テクノロジー 10大予測から見る2016年以降注目すべきITトレンド-

こんにちは。Nissho Electronics USA山本大輔です。 2015/10/4~10/8にフロリダ州オーランドで開催されたGartner Symposium/ITxpo 2015で発表されたTop10 Strategic Predictionsを元に2016年以降注目すべきITトレンドについて今回は述べていきたいと思います。

Gartner Symposium/ITxpoとは?

Gartner Symposium/ITxpoは、CIOをはじめとするITリーダーから絶大な信頼と評価を得ている業界最大手IT調査機関、Gartnerが年に一度主催するイベントです。同社トップ・アナリストが毎年、翌年以降のITに関連する将来を展望し、デジタル・ビジネスの実現に向けてITリーダーがなすべき施策を提言します。

毎年10月米国で最新情報を発表後、各地域の特性に合わせたイベント開催が行われますが、米国での開催はもっとも規模が大きく、今回は8,500人以上のCIO、ITリーダーが参加しチケットはSold Outとなっていました。Top10 Strategic Predictions for 2016 and Beyond 人気のセッションのひとつであるTop10 Strategic Predictions。Gartnerのアナリストが将来予測を行いますが、本年発表された10大ITトレンド予測は以下の通り。

2016年及びそれ以降の10大IT予測

スクリーンショット 2015-11-05 午後1.42.23 昨年と比較し、ロボット・マシーンラーニングに関するキーワードが更に増え、いよいよデジタルビジネス時代の到来を印象づける内容であったことが本年の特徴です。具体的な事例として、ハウステンボスにあるHenn na Hotel(変なホテル)が紹介されていました。Henn na Hotelでは恐竜などの形をしたロボットが受付をし、ロボットが荷物を部屋まで運ぶなど、人間が行っていた業務を自動化し、人件費削減を図っています。

ロボットが上司になる、またはロボットに仕事を奪われるなんていう時代がもう間もなく現実になるかもしれません。単純定型作業はロボットにやらせ、インテリジェンスを求められる仕事は人間がやるという、人間とマシーンの関係性が人工知能の発達に伴い今後大きく変わっていきそうです。 また、ロボット、ウェアラブル端末、ビル、家、自動車など多くの「モノ」がネットワークにつながることで、サイバーリスクが増大するということも忘れてはいけません。企業はビジネスモデルの変革を迫られるだけでなく、セキュリティ対策についても検討が必要です。

デジタルビジネスとは?

 デジタルビジネスとは、仮想と物理の世界を融合してヒト/モノ/ビジネスが直接つながり、関係が瞬時に変化していくビジネス形態のことで、Gartnerによると2020年までに全てのインダストリーにおいてデジタルビジネスの売上は80%増えると言われています。米国のキッチン用品などの小売事業を営むWilliams Sonomaは既に売上の半分をデジタルビジネスが占めています。また、デジタルビジネスにおいては、ITの活用がキーとなるため、全ての企業がテクノロジーカンパニーになると言われています。

しかしながら、全てのビジネスがデジタルビジネスになるわけではありません。アナログビジネスも売上はフラットから減少に向かうものの、デジタルビジネスと競合せずに共存します。そのため、企業は守りと攻めのBimodalアプローチを取る必要があります。デジタルビジネスに向かうにあたり、デバイス(スマートフォン、ウェアラブル、センサー)の数が爆発的に増えていきます。そこから集まるデータ量はもはやマニュアルで扱えるものではありません。

また、データそのものには価値がなく、収集したデータから取るべきActionを自動的に定義する独自の「アルゴリズム」を持つことがデジタルビジネス時代における企業の価値となります。つまり、マシーンラーニングをキーとするビッグデータアナリティクスのエンジンが今後のビジネスを牽引するキラーツールとなるのではないでしょうか。 algorithm

企業が勝ち抜くためのビックデータアナリティクス


ビックデータアナリティクスには4つのレベルがあります。

  1. 何が起きたのか? 例)売上は幾らか? 顧客満足度はどうか?
  2. なぜ起きたのか? 例)なぜ売上が下がったのか? なぜ顧客満足度が下がったのか?
  3. 何が起きるのか? 例)来年の売上はどうなるのか? 来年の顧客満足度はどうなるのか?
  4. 何をするべきか? 例)売上を伸ばすために何をすべきか? 顧客満足度を上げるために何をするべきか?

最終的に欲しい情報は4ですが、膨大なデータが生まれるデジタルビジネス時代においては、人の手で解析するには限界があり、またその人材も不足しています。企業は今後ビックデータアナリティクスに対し、人工知能をベースとしたツール活用の上で取るべきアクションまでを瞬時に提示すること、「ビッグアンサー」を求めることになるのです。 この分野のトレンドはまだまだ発展途上ですが、Gartner Top 10 Strategic Predictionsの内容からも確実にこれら取組みが重要であることが推測できますね。

Nissho Electronics USAの取組み

デジタルビジネス時代の到来により、上述したようなビッグデータアナリティクスのソフトウェアなどに加え、より高速でセキュアなネットワーク膨大なデータを効率的に貯めるストレージよりリアルタイムに近いスピードで並列処理を行うコンピューティング基盤などが求められます。 Nissho Electronics USAは上記のようなトレンドを把握の上、来るべきデジタルビジネス時代に備え、様々な観点からシリコンバレーで調査を行い、日商エレクトロニクスと連携し、お客様に対し最適な提案をしてまいります。

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著者紹介

Daisuke Yamamoto

Daisuke Yamamoto

2014年5月に渡米しNissho USAのManager of Marketing & Business Developmentに着任。主にCloud, Storageエリアを担当。豊富な営業経験から顧客需要を満たすソリューション発掘を得意とする。

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