DXを支援する注目スタートアップ 2021.01.28

話題の音声SNS・Clubhouseを活用したいビジネスシーンとは

最近突如としてTwitterのトレンドワードに上った「Clubhouse」。この招待制の音声SNSが今世界中で注目されています。著名ベンチャーキャピタルLightspeedが予測する2021年の10大トレンドでも「音声からの情報収集」が入っていたように、今年は「音声」に大きな注目が集まる年になりそうです。今回はそのトレンドを牽引している次世代の音声SNS「Clubhouse」をご紹介します。

新たな音声SNS Clubhouse

Clubhouseは音声を活用した新たな形態のソーシャルネットワークプラットフォームです。
2020年創業でサービスはまだベータ版の段階でありながら、同社の評価額は1,000億円に上り、ユニコーンの仲間入りをしています。以下にClubhouseの特徴を簡単にまとめます。

  • 多くのユーザーが実名で登録
  • 完全招待制、1アカウント2人まで招待可能(電話番号で認証)
  • 会話をする部屋を作り、誰でもその部屋に参加して会話を聞くことができる
  • 参加をしている部屋に友達を招待することが可能
  • 招待された友達は承認するとその部屋に参加できる
  • チャットや「いいね」などリアクション機能はなく音声のみ
  • 録音機能はなく聞き逃したらもう聞くことができない
  • カレンダー機能があり、フォローしているアカウントが予定している部屋を事前に確認できる
  • 現在iOSのみ対応
  • 2021年1月に米国ベンチャーキャピタルA16ZがリードしシリーズBへ、資金調達額$100M(約104億円)
実際のClubhouseトーク部屋UI

基本は「ながら聞き」、気に入ったらすぐにシェア

実際に使ってみたところ、どの時間帯でも多くの部屋で様々な会話が飛び交っており、人気のある部屋では1500人以上の視聴者がいるなど、創業約1年のスタートアップでありながら多くのユーザーを獲得していることが窺えました。アーカイブがなく聞き逃したらもう聞くことができないというのはやはり不便だなと感じる一方、シェアしたいと思った部屋にすぐに他の人を招待できる機能はとても便利だなと感じました。

さらに見逃すともう聞くことができないという仕組みから「FOMO(Fear of Missing Out)」、直訳すると「取り残されることへの恐れ」を感じることで、何かほかのことをしながらでも「とりあえず参加してみよう」と思い参加するリスナーもいそうです。実際に私がそうで、仕事や家事中には常にClubhouseを流し続け、興味のありそうな話は集中して聞くという習慣になりつつあります。

そんなClubhouseですが、個人的なネットワークづくりや情報収集だけでなくビジネスでも活用できそうだと感じたので、ご紹介したいと思います。

Clubhouseと従来ウェビナーのハイブリッドで幅広い潜在顧客にリーチ

新型コロナウイルスの影響で多くのイベントはオンラインへ移行し、様々な企業がZoomなどを活用して情報発信を行っています。そんな中、新たにClubhouseで情報発信をしてみるのは面白いかもしれません。一番のメリットは、視聴者がシェアしたいと感じたらすぐに同僚や友人をその部屋に招待ができる点です。このような仕組みはZoomなどを活用したウェビナーでは行われていないため、拡散すれば新たなユーザーにリーチできるかもしれないと感じました。

内容をしっかりと伝えるには従来通りウェビナー形式で情報発信、新たなユーザーへアプローチして興味を引くためのフックツールとしてClubhouseを活用することで、コロナ禍でもより多くの新たな潜在顧客にリーチすることができるかもしれません。

Nissho USA注目ポイント

使い始めて驚いたのが自分がフォローしていた著名人の多くは既にClubhouseを使って情報発信をしていたということです。例えば以前記事にした「著名ベンチャーキャピタルLightspeedが予測する2021年の10大トレンド」の著者であるNicole Quinn氏も参加をしており既に約950人にフォローされていました。ポッドキャストが一般的に利用されている米国ではClubhouseのような音声SNSは受け入れられつつありそうです。

日本でもトップランナーの声が聞けるNowVoiceなど様々な音声プラットフォームが流行りつつある中、Clubhouseも受け入れられる可能性は十分にありそうです。2021年は音声を活用した新たなビジネスが次々生まれるかもしれません。音声ビジネスに興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

関連記事:社内コミュニケーションに活用したい企業向けポッドキャスト Storyboard

会社概要

設立年 2020年
所在地 サンフランシスコ
従業員 101-250名
創設者 Paul Davison(Founder&CEO)
資金調達 $110M(シリーズB)
VC Andreessen Horowitz、Tim Kendallなど
URL https://www.joinclubhouse.com/

最後までお読みいただきありがとうございました。

Nissho USAは、シリコンバレーで35年以上にわたり活動し、米国での最新のDX事例の紹介や、斬新なスタートアップの発掘並びに日本企業とのマッチングサービスを提供しています。紹介した事例を詳しく知りたい方や、スタートアップ企業との協業をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Shuichi Noto

この記事を書いた人

Shuichi Noto

2008年にユニアデックス入社。5年間の大手通信キャリア向けの営業を経験した後、日商エレクトロニクスへ入社。大手OTTの情報システム部門向けにVDIやWeb会議などの働き方改革を促進するソリューションの販売に従事。2019年よりNissho USAに赴任。お客様のビジネスを共創&サポートできるようなソリューションの発掘を目指し日々活動中。担当領域はITインフラ全般、ヘルスケア業界、地域創生など。趣味はゴルフとサッカー。

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