DXを支援する注目スタートアップ 2020.08.27

最新フィンテックサービスが続々!Yコンビネーター 2020年夏デモ・デー2日目速報

8月24日・25日に開催されたYコンビネーターのデモ・デーのレポート第一弾では、最新のスタートアップを紹介!Yコンビネーター 2020年夏 デモ・デー1日目速報としてリモートワークを支えるスタートアップを中心にご紹介しました。2日目も約100チームのピッチを行われましたが、今回は日本市場でも今後受け入れられそうだと感じたフィンテック企業を中心にお届けしたいと思います。

毎週10億円が当たるチャンス、楽しみながら貯金ができるyotta savings

yotta savingsが提供するサービスは楽しみながら貯金ができるアプリです。銀行が破綻した際に備えて預金者に対して預金保険を提供する米国政府の公社、FDIC(連邦預金保険公社)とそのパートナー銀行に貯金をすることで、毎週開催される数字選択式宝くじに参加をすることができます。$25の貯金につき1チケットを獲得することができ、ユーザーは1から65までの数字を7つ選びます。当選番号は毎日午後9時に数字が1つずつ発表され、最終日の日曜に7つの数字が揃うと、事前に選んだ番号とマッチングした数字の数と当選者数によって獲得できる賞金が決まります。

米国では既にリリースしているサービスのため、早速試してみたところ、銀行との接続はPlaidを使っており銀行口座との接続は数分で完了、$25貯金をしてチケットを獲得することができました。アプリは無料で利用可能で、貯金したお金はいつでも引き出せます。貯金のモチベーションを高める効果、運がよければ賞金を獲得できるというとてもユニークなサービスだと感じました。今後はどのようにマネタイズしているのか、そのビジネスモデルを深掘りしていきたいと思います。

yotta savingsのサービス説明(yotta savingsウェブサービスより転載)

裕福層向けの銀行サービスを提供するLetter

Letterは裕福層をターゲットとした銀行サービスを目指すスタートアップです。お金の運用に関わるサービスを充実させており、投資案件の情報提供や税控除を考慮した寄付の仕組みなどを提供しています。またそれ以外にも家族向けにカスタマイズされたデビッドカードなどを作成することが可能で、家族のお金管理も行うことができます。Letterが発行するデビットカードは素材としてステンレス鋼を使用、コーディング済み、非接触の支払いを可能とするNFCチップ搭載、カード本体にはカード番号を記載しないセキュリティ面にも配慮された高級感が溢れるカードが持てるという点も魅力の1つです。

Letterカードイメージ(Letterのウェブサイトより転載)

銀行口座との接続をセキュアに実現するdapi

dapiはアプリ内から世界中の様々な銀行(現在は7カ国をカバー)とセキュアな接続を行い、振込機能を実装するAPIを提供します。アプリ内から即座に銀行振込ができる機能を実装したいという時に、dapiが提供するAPIを活用することで簡単に銀行と接続をすることが可能になります。デモ・デーのピッチではシングルAPIで接続可能ということをアピールしており、簡単なデプロイで実装できることが期待できそうです。

APIで銀行との接続ができることを説明(dapiウェブサイトより転載)

スタートアップの会計や財務をサポートfinmark

finmarkは会社を立ち上げて運営していくために重要な会計や財務をサポートするプラットフォームです。複雑になりがちな会社の会計を極力シンプルにして管理できるようにすることを目指しています。リアルタイムに会社の状況を把握することができるレポート機能、必要のないコストなどを検知してアドバイスしてくれる機能、将来必要になる資金、成長に伴う資金繰りのシナリオなど、資金周りの業務を簡素化することで、ファウンダーは実業務にリソースを割くことができます。既に多くの会計ソフトがありますがその領域でトップランナーになることができるか、今後もフォローしていきたいと思います。

finmarkの機能説明一覧(finmarkウェブサイトより転載)

ビデオと声でフィードバックを受け分析するPhonic

フィンテック以外の注目企業がPhonicです。同社はアンケートなどのユーザーからのフィードバック方法について変革を目指しています。20年来変わっていない選択式のアンケートではなく、話して回答をしてもらうというフィードバック方法を取り入れ、その声のデータを活用してユーザーのより深いインサイトを抽出します。アンケートに話して回答するということに抵抗はあるかもしれませんが、慣れれば将来アンケートの方法も大きく変わっているかもしれません。Survay Monkeyなどのアンケートソフトウェアともインテグレーション可能、フリーのお試し版ライセンスもリリース済みです。

PhonicのコンセプトとUIイメージ(Phonicウェブサイトより転載)

NisshoUSA注目ポイント

2日間のデモ・デーでは大きなトラブルもなく、約200チームのピッチを無事に聞くことができました。Yコンビネーターのデモ・デーは新規事業担当者にとって、新たに生まれるトレンドや新規事業のアイディアを得ることができるとてもいい機会だと思います。今回のデモ・デーのプラットフォームでは、気になったスタートアップにコンタクトできる仕組みやピッチ動画のアーカイブも公開されているため、本ブログで取り上げているスタートアップはもちろん、それ以外のスタートアップでもより詳細な情報を取ってお伝えすることもできます。新規事業の創出をミッションとして活動されている方は、弊社から何かしら有益な情報をお伝えできると思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

Shuichi Noto

この記事を書いた人

Shuichi Noto

2008年にユニアデックス入社。5年間の大手通信キャリア向けの営業を経験した後、日商エレクトロニクスへ入社。大手OTTの情報システム部門向けにVDIやWeb会議などの働き方改革を促進するソリューションの販売に従事。2019年よりNissho USAに赴任。お客様のビジネスを共創&サポートできるようなソリューションの発掘を目指し日々活動中。担当領域はITインフラ全般、ヘルスケア業界、地域創生など。趣味はゴルフとサッカー。

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