DXを支援する注目スタートアップ 2020.08.25

最新のスタートアップを紹介!Yコンビネーター 2020年夏デモ・デー1日目速報

米国のアクセラレーター、Yコンビネーターのデモ・デーが8月24日から25日の2日間開催されました。Yコンビネーターは米国で最も人気のあるアクセラレーターの1つで、これまでに食品配送サービスを手がけるDoorDashやオンラインストレージとワークプレイスプラットフォームを提供するDropboxなど、数多くのスタートアップを育て送り出しています。

約200チームが参加した今回のデモ・デーではオンラインでの開催となり、1チーム1スライド、持ち時間約1分で自社プロダクトを発表するという形となりました。今回は1日目に発表された100チームから、新型コロナウイルスの状況下でリモートワークを支えるスタートアップ、また2019年に出て来たトレンドを更に発展させたスタートアップを中心に弊社が注目した7チームを取り上げてご紹介いたします。

リモート環境でも常にチームメンバーと接続SideKick

Sidekickは、リモート環境でも常にチームメンバー同士が繋がる環境を実現するソリューションを提供します。ウェブ会議ではその会議時のみ一時的にオンラインで繋がるのに対し、Sidekickはウェブ会議システムがインストールされたタブレットを提供し、チームメンバーが常に隣にいるという環境を実現します。タブレットは1台あたり1ヶ月50$のサブスクリプションで提供します。

SideKickを活用したデスクのイメージ(SideKickウェブページより転載)

バーチャルワークスペースを提供するNototo

Nototoが提供するバーチャルワークスペースは参加メンバーがそれぞれの領域に自由にメモを書くことができるというものです。好きなサイズ、色、形、タイトルの領域を作り、その領域内には好きなメモを自由に書くことができます。もちろんメモ内ではテキスト形式だけではなくURLリンクを貼り付けたりなど、様々な情報を盛り込むことが可能です。様々な領域の情報メモを1つのプラットフォームにわかりやすくまとめることで、チーム内での情報交換を円滑にします。

Nototoのワークスペースイメージ(Nototoウェブページより転載)

ゴールとタスクを共有するプラットフォームMesh

Meshはゴール、タスク、進捗状況、フィードバックなどの情報を共有するプラットフォームです。タスクなどの情報を共有し常に可視化することで、タスクが溜まっているチームメンバーなどに対して適切なタイミングでフォローをすることなどが可能になります。またチームメンバー同士の情報も可視化できることからリモート環境下でもメンバー同士でフォローし合えるツールとしても活用が期待されます。

実際のMesh UI

二酸化炭素の削減をサポートするminimum

Minimumは個人が発生させた二酸化炭素の量を自動で算出して、二酸化炭素を削減するためのライフスタイルのアドバイスを提供するモバイルアプリです。その方法はユーザーの銀行口座との連携やスーパーマーケットでの買い物のレシート等、生活情報に関わる様々な情報を収集することで、二酸化炭素の発生量を自動算出してパーソナライズした提案を行うというものです。またminimumの活動は地球環境を守る様々なプロジェクトとも連携しています。

minimumアプリイメージ(minimumウェブページより転載)

完全植物性のシーフードを提供するKULEANA

KULEANAは環境に優しい完全植物性の次世代のシーフードの提供、具体的には新鮮で美味しい赤身の実現を目指しています。完全植物性市場では代替肉のインポッシブルバーガーやビヨンドミートなどが盛り上がりを見せておりますが、シーフードの領域もとても楽しみです。

完全植物性の赤身イメージ(KULEANAウェブページより転載)

孫と一緒に遊べるモバイルアプリを提供Together Video Chat

Together Video Chatはおじいちゃん・おばあちゃんが孫とアプリで気軽に遊べるゲームを提供します。絵本、神経衰弱、塗り絵、お絵かきなどのシンプルなゲームをアプリ上でお互いの顔を見ながら楽しむことができます。COVID-19の影響で帰省することができない時に活用したいアプリです。

アプリのイメージ(Together Video Chatウェブページから転載)

Eコマースのモバイル環境コンバージョン率アップを実現するOnce

OnceはEコマースのモバイル環境向けに特化したコンバージョン率向上を実現するソリューションを提供します。すでに使用しているShopifyなどのプラットフォームと連携し、モバイル環境でのショッピング体験向上に繋がるUIをOnceが数分で作り変えます。Shopifyなどの登場でユーザーは手軽にEコマースを始めることが可能となりましたが、モバイルの特化をしたOnceと連携させることで、モバイルでの売上アップが期待できるのではないでしょうか。

Onceを活用したモバイルのUI(Onceウェブページより転載)

NisshoUSA注目ポイント

初めて参加したYコンビネーターのオンラインデモ・デーでは100社のスタートアップが次から次へと発表していたため、情報を整理することができないまま、次のピッチが始まるという状況でしたが、100社のピッチを聞くことは新たなビジネスアイディアを考えるとてもいい機会になりました。Yコンビネーター出身のスタートアップは、過去の実績からユニコーン企業になる可能性を秘めています。現時点ではまだアクセラレーター卒業ということもあり、製品がローンチされていないスタートアップもありますが、やはりスタートアップへの投資や新規事業創出をミッションとして活動されている方々は今後もこれらのスタートアップをフォローしていく必要があるのではないでしょうか。2日目のデモ・デーでも新たなスタートアップと出会うのがとても楽しみです。

関連記事:最新フィンテックサービスが続々!Yコンビネーター 2020年夏デモ・デー2日目速報

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
弊社ではオープンイノベーションの実現ならびにお客様との新規ビジネス共創を目指して、米国企業の取り組みや斬新なスタートアップ発掘を行っています。是非お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Shuichi Noto

この記事を書いた人

Shuichi Noto

2008年にユニアデックス入社。5年間の大手通信キャリア向けの営業を経験した後、日商エレクトロニクスへ入社。大手OTTの情報システム部門向けにVDIやWeb会議などの働き方改革を促進するソリューションの販売に従事。2019年よりNissho USAに赴任。お客様のビジネスを共創&サポートできるようなソリューションの発掘を目指し日々活動中。担当領域はITインフラ全般、ヘルスケア業界、地域創生など。趣味はゴルフとサッカー。

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